応答時間のグラフとログレポートの数値が合わない理由
〇概要
Site24x7の多くのWeb監視(インターネットサービス監視)では、「応答時間」というメトリクスが取得されます。サマリータブには次のような応答時間のウィジェットが表示されています。そこで、応答時間とスループットの平均値、最小値、最大値を把握できます。
しかし、同じ監視のログレポートを表示して、応答時間欄を参照すると最大値が上の画像の「1.25秒」を超過していることがわかります。
〇疑問
サマリータブの応答時間と比べて、ログレポートの数値が異なるのはなぜか?
〇回答
各数値は、それぞれ次のロケーションから取得された数値が反映されているためです。
サマリータブの応答時間:プライマリーロケーション
ログレポート:プライマリーロケーション + セカンダリーロケーション

上記画像の監視で、プライマリーロケーションは「東京」です。
セカンダリーロケーションで、プライマリーロケーションを超える大きな応答時間が取得された場合でも、
サマリータブの応答時間には反映されず、ログレポ―トに表示されます。

「ロケーションごとの応答時間」ウィジェットでもセカンダリーロケーションからの応答時間を把握できます。
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