同じホスト名のLinuxサーバーを監視する方法

同じホスト名のLinuxサーバーを監視する方法

Linuxサーバー監視エージェントのインストール完了後に、Site24x7に監視が表示されない場合の多くの理由の一つとして、サーバーに同じホスト名がついていることが挙げられます。Site24x7では各サーバーで一意なホスト名が必須であるため、これらサーバーを判別する必要があります。

この事象発生のケースとして次のことが挙げられます。
・Amazon Web Serviceイメージ (AMI)を用いて作成されたサーバー
・サーバー監視エージェントおよびサービスが複製してインストールされた仮想マシン

【解決策】
AWS上で、同じAMIを用いて作成された同一ホスト名をもつ3つのサーバーがあるとします。この場合、最初に追加されたサーバーはSite24x7上に表示されますが、2、3番目のサーバーは同一ホスト名であるため、同じサーバーとして認識されます。この解決策として、2番目以降のサーバーに対して次の手順を行う必要があります。

1. 設定ファイル "/opt/site24x7/monagent/conf/monagent.cfg" を編集します。

2.  [PRODUCT_REGISTRATION_KEY]を次のように変更します。
      site24x7 = SITE24X7 → site24x7 = SITE24X7NEW
      
3. [AGETNT_KEY]を次のように変更します。
      agent_key = "AGENT_KEY" → agent_key = 0

4. "sudo /etc/init.d/site24x7monagent restart"を実行し、エージェントを再起動します。
    • Related Articles

    • Linuxサーバー監視でのCPU使用率の計算方法

      CPU使用率は 'top' コマンドを用いて計算されます。 CPU使用率 = 100 - アイドル時間(idle time) 例: アイドル値(idle value) = 93.1 CPU使用率 = ( 100 - 93.1 ) = 6.9% サーバーがAWSインスタンスの場合、CPU使用率は次の式で計算されます: CPU 使用率 = 100 - idle_time - steal_time 関連ドキュメント: Linuxサーバー監視でのメモリ使用率の計算方法 ...
    • Linuxサーバー監視でのメモリ使用率の計算方法

      メモリ使用率は "free" コマンドを用いて計算されます。このコマンドの結果はLinuxディストリビューションにより異なります。 ケース1: メモリ使用率 = ( ( Total - Free ) / Total * 100 ) ここで次のようになります。 Free Memory = ( Total - Used + Buffer + Cache ) 例: Free Memory = (16313900 - 7857128 + 203152 + 4381116) = 13041040 ...
    • Windowsサーバー監視で取得できるメトリクス

      1つのWindowsサーバー監視で、次のパフォーマンスメトリクスを取得できます。 ・CPU使用率:CPU全体の使用率、コアごとのCPU使用率、割り込みとコンテキストスイッチ ・プロセッサーキュー長 ・システムのアイドル状態 ・メモリー使用率:メモリー全体の使用率、スワップメモリー使用率、使用済みメモリー、メモリーページ(イン/アウト/フォールト) ・メモリー内訳:空き物理メモリー(MB)、空きスワップメモリー(MB) ・ディスクのアイドル状態とビジー状態の割合 ...
    • サーバー監視エージェントのアップグレード

      エージェントのアップグレードは自動または手動で可能です。 自動アップグレード: Webクライアントの設定ページ(管理 > サーバー監視)で自動アップグレードを選択できます。デフォルトでは、オプション YES が選択されています。 アップグレードプロセスはバッチで実行され、メジャーリリースに対してのみ実行され、マイナーリリースでは行われません。通常の期間は、新しいエージェントバージョンのリリース日から1か月です。 メジャーリリースとマイナリリースの定義についての詳細は、こちら 手動アップグレード: ...
    • 1サーバー監視でサポートしている機能

      1サーバー監視でサポートしている機能として次のものがあります。 (CPU / RAM等のサーバースペックに消費ライセンスは関係しません) ・1分間ごとのチェック間隔 ・誤報アラート防止機能でのアップタイム維持 ・CPU、メモリー、ディスク使用率(予測)、負荷平均などといった80以上のパフォーマンスメトリクス ・ディスクパーティション情報(空きと使用中の内訳)と使用量予測 ・帯域使用率、エラーパケット、入力/出力トラフィック、送信/受信パケットといったネットワーク統計 ...